シングルマザーの私が見つけた、少しずつ前を向くコツ
離婚を経験すると、人生が大きく変わりますよね。
育児も仕事も恋愛も、まるで迷路の中にいるように感じた日々が、私にもありました。それでも、少しずつ自分なりの道を見つけ、前を向く力を取り戻してきたつもりです。
この記事では、私が実際に試して効果を感じた「少しずつ進むためのコツ」をシェアします。
同じように悩んでいる方に、少しでも安心や希望を届けられたら嬉しいです。
育児:自分を責めないで、頼れるものに頼る
離婚後、一人で子どもを育てるプレッシャーに押しつぶされそうになりました。
「ちゃんとしなきゃ」「この子のために頑張らなきゃ」と思うほど、自分の心がどんどん追い詰められていく感覚がありました。
でもある日、友人にこう言われたんです。「完璧なお母さんじゃなくていいんだよ」って。
それからは「自分を責めない」ことを意識するようにしました。たとえば疲れているときは、無理に手作りの料理を頑張るのではなく、スーパーのお惣菜に頼る。マクドナルドに頼る。あとは、食材の宅配もよく利用していました。
みなさんも、そうではないでしょうか?
あんまり頑張りすぎるより、時短家電や食材の宅配、あるいは親に頼ることもすごく大切です。
子どもが少し寂しそうにしていたら、「お母さんもちょっと疲れているから一緒にゆっくりしよう」と正直に話してみる。「疲れている」という言葉をマイナスと捉えずに素直に子どもと共有してみることもオススメです。
さらに、なるべく学校行事に顔を出すようにしていました。でも生活で疲れて立っているだけでフラフラな時期も正直ありました。出席できず、家で寝ているだけの時もありました。
学校でたまに他のお母さんたちと話す中で、離婚の有無に関係なく、自分だけが苦しんでいるわけじゃないんだと気づき、少し気が楽にもなりました。
仕事:自分に合ったペースを見つける
仕事では、周りに迷惑をかけないようにと常に自分を追い込みがちでした。
ですが、一度疲れがピークに達してしまい体調を崩したことで、無理をしすぎることの危険性を痛感しました。
そのとき、勇気を出して上司に相談しました。「実はシングルマザーで、育児と仕事のバランスを取るのが難しいです。残業が辛いです。」と正直に話したところ、予想外の回答がきました。
それは、「わかってるよ。だからそれぞれの帰る時間をちゃんと書いてるだろ?」と。
私のいた職場は、ホワイトボードに上司が各職員の仕事終了時間(残業終了時間)を毎日書いていたのです。
知っていましたが、他の職員の目が気になり、私だけ早く帰ったら陰口をきかれるのではないか?仲間はずれにされるのではないか?と心配していたのです。
私は、子どもとの時間より、自分の体裁を守ることを優先していたことに気づき、情けなく恥ずかしくなりました。
「助けを求めることは恥ずかしいことではない」「一番優先するものは家族」と気づいたのが、この経験から得た最大の教訓でした。
それからいろんな職場を転々としていますが、自分に合ったペースを大切にしながら働いています。(この記事を執筆している今は、休職中です)
時には、悪い癖が出て無茶をしてしまうときもあり、その都度反省しています。
恋愛:新しい一歩を踏み出す怖さを乗り越えて
離婚後、「恋愛なんてもう自分には必要ない」「子どもに申し訳ない」と思っていました。でも心のどこかで、また誰かと笑い合える日が来るといいな、という気持ちもあったんです。
そんなとき、ふと目にした雑誌に「自分が幸せになることで、子どもも安心する」と書いてあり、ハッとしました。
そこからは焦らず、自分を大切にすることを意識しながら過ごしていきました。読書や趣味を楽しむ時間を作り、少しずつ「私」という存在を取り戻していきました。
そしてある日、気の合う人と出会い、今ではお互いを支え合える関係を築けています。恋愛は決して義務ではありませんが、あなたが「また誰かと歩んでみたい」と思えたとき、その気持ちに素直になってほしいと思います。
おわりに:あなたは一人じゃない
子育て、仕事、恋愛……どれも簡単なことではありません。でも、どんな小さな一歩でも、進んでいくことが大切です。苦しいときは無理をせず、周りに頼ることを恐れないでください。そして、あなたが自分を大切にする姿は、きっとお子さんにも安心感を与えるはずです。
私もまだ途中の旅路ですが、一緒に少しずつ前を向いていきましょう。あなたは決して一人じゃありません。
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