認知症にならないために施設選びでできること

介護のこと
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高齢の親が独居では心配、今のうちに施設入居をしてもらいたい!と
お考えの方に「ちょっと待った!!!」

施設選択は慎重にしないとあとあと困ることになりかねません。

私は以下の施設で看護業務に就いた経験があります。

・介護付き有料老人ホーム

・住宅型有料老人ホーム

・サービス付き高齢者向け住宅

介護度が低め(トイレ、着替えが自分でできる)で認知症を進行させたくない方の、失敗しない施設選びを私の経験をもとにお伝えしますね。

認知症にすでにかかっておられる方には今回の記事はあまりお役に立てないかもしれません。物忘れが年齢相応のご高齢者向けの記事になります。

まず最初に、結論ですがオススメの高齢者施設は

【サービス付き高齢者向け住宅】です😋

ではその理由と、施設の実態・選ぶ際に最も大切なことをお伝えしますね。

◎施設に入ると認知症になる、悪化する理由

外部との交流が絶たれる:昔の交友関係が絶たれる、自由に散歩や買物にでかけることが難しくなる。→契約時に家族の了承がないと自由に外出できません🤔

まだ、自分でできることがある:なのに料理、洗濯を施設サイドがする→段取りを考え行動する機会が減る

毎日に変化がない:同じ景色、繰り返される食事メニュー→脳への刺激不足、気分転換不足

みゃーも
みゃーも

ミスマッチの施設入居後、入居者の方から

以下のようなお話をよく伺います

・毎日近所へ自分で買い物に行ったり散歩をしたりしていた。施設に入ったらどこにも行けない。

・家族がここを探して入れと言ったから黙って言うことをきいている。

・もうおしまいです。早くあの世に行きたい。

◎認知症にならないための施設選び

①レクリエーションやアクティビティが日課に盛り込まれている

→脳の活性化、社会交流、筋力トレーニングになる

②できることは自分でさせてくれる(洗濯機の使用など)

→洗濯操作手順は脳を使う。清潔に対する意識が保持できる。

③食事メニューが2種類ほどから選択できる(年に数回又は毎日など)

→コチラは少しハードル高めです。あればいいなという感覚でいてください。

老人ホームは介護型と住宅型があります。

介護型は4種類

①グループホーム:すでに認知症の高齢者が対象

②特別養護老人ホーム:車椅子レベル対象

③介護付き有料老人ホーム:要支援1以上

④住宅型有料老人ホーム:自立~中度

住宅型は2種類

①サービス付き高齢者向け住宅:自立~中度

②ケアハウス:自立~中度※自治体などの助成金補助で経営されています。
そのため、比較的軽費ですので人気があり待機期間は1ヶ月~1年程度です。

介護付きは、手厚い介護を期待されている方向きです。(要支援1以上)

住宅型自立の方から入れる分、自由がききます

サービス付き高齢者向け住宅も、自立の方から入れる点は住宅型と同じですが、区分が【住宅】になります。

ですので、自宅=施設という図式になります。

介護保険を使って外部のデイサービスに通うこともできますので人との交流が保てますし、気分転換にもなりますね。

住宅型との違いが解りづらいですよね?その気持ちよく解ります。

現場でお仕事させていただいている私としても、わかりにくいのです。

なぜならば、同じ種類の施設でも、施設によって落差があるのです。

例えば住宅型有料老人ホームは施設内アクティビティを行っている所とそうでない所があるのです。

行っていても、認知症予防に効果的なアクティビティとは限りません。

また、施設によって、アクティビティへの思いが強い施設とそうでもない施設があるのが事実なんです。

◎認知症にならないためには複数の施設を見学することが重要!

相見積もりは重要です。

私は相見学と言ってます(笑)

必ずアクティビティを見学してください。アクティビティは、
脳の活性化に役立ち、認知症予防に非常に効果的です。

実際はやってないのに毎日やっていると嘘の説明をしてくる施設もあります

ですので、見学必須ですよ。

認知症にならないための施設の選び方 まとめ

年齢相応の物忘れだけど、今後独居は心配。

その場合、将来認知症にかかるかかからないか未来を占うことはできません。

認知症は脳の萎縮や脳血管障害の後遺症として発症する場合が多く、

前者の脳の萎縮は器質的なものもありますが、やっぱり脳への刺激が

大切です。また、体を適度に動かすことも大事です。

決まった日課に従う施設よりも自分自身で外部サービスや食事選択ができれば自宅で過ごすような環境に近い環境です。
そして、1日1回は安否確認に来てもらえるサービス付き高齢者向け住宅がオススメです。

将来、万一認知症が発症したら、その時にグループホームへの転居や

介護付き有料老人ホームへの転居を考えれば良いわけで、

最初から未知のリスクを最重要視して施設選択をすることは看護師目線では

オススメできません。転居となればお金がかかるという意見も承知です。。。

その場合も、グループ会社内での引っ越しが可能な施設もあります。

介護度が上がった場合は次に行く場所がその会社にあるのかないのか確認しましょう。

また、特別養護老人ホームの予約も適切なタイミングで行っておくと安心です。
特別養護老人ホームは待ち人数が多くなかなか入れない印象です。
せっかく入居した施設での老後生活が本人にとって生きがいのないものになってしまっては
悲しいですよね😢
どこでもいいと急がないで、慎重に選ぶようにしましょう。

この記事を書いた人 みゃーも🐰⇩

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